その2 エスキス (スパン割と断面のイメージ)
まずは、建築可能最大面積をだしてみよう。
建蔽率70%なので(48m×35m)×70%=1176㎡
敷地から2mの離隔距離を確保すると
44m×31m=1364㎡となるけど 建蔽率1176㎡を超えているので調整が必要だな。
南側の離隔距離5mはとりすぎじゃ
読み込み時のイメージで、1F南側にテナントで検討しているが
テナントの塾は「無窓居室」でもいいから2mでも問題ないのじゃ
※私は、学習塾が無窓居室でも良いということを知りませんでした。
なので従来のように離隔距離を取ってしまいました。
なお、試験での「法的採光の離隔距離」は住居地域とその他で異なります。
住居系の場合、5階建ての1階は5m 2階は4m・・・となります。
その他の地域の場合、住居系の半分になります。
5階建ての1階は2.5m≒切り上げて3m 2階は2mとなります。
断面のイメージは基準階の階高は3mとして
2階に屋上庭園が必要だから
庭園の客土深さ500mm確保するために1階の階高は5mにしよう
次は道路斜線なんだけど・・・
う~ん、1Fから5Fまで同じ形状にするなら、後退距離aがおおきくなるなぁ
でも、これ違反したら間違いなく失格だし・・悩ましい
とりあえず、ここではこの程度のイメージであとで検討しよう!
次はスパン割りのイメージだ
読み込み時のイメージしたスパン割でゾーニングしてみよう
横6スパン 縦4スパン(27mがMAXとして6、7の組合せにしたい)
42m×27m=1134㎡<1176 建蔽率クリア
1コマあたり36㎡か42㎡になるけど・・
6m*7m=42㎡のコマ割りで検討するとこんな感じかなぁ
1コマ42㎡で検討しているので
1Fのコマ割り
学習塾は400㎡=10コマ程度
カフェは1.5コマ 駐輪場(1)は2コマ
屋内駐車場は1コマで2台入るので、車路と駐車スペースで6コマ
ここで注意なのが東側道路からのアプロ―チが5つ必要だけど
縦のコマ数は4つしかないっていうことだよ。
4つのコマに5つのアプローチを計画したいので、少し窮屈なアプローチになることをイメージすることが重要だよ。
2Fのコマ割り
住宅Cの有効幅員3m以上とあるので、スパン横幅6mあれば2戸計画できると分かるね。
住戸Cが横に5スパン 共用室で1スパン 残りのスパンに屋上庭園で1スパン
コア=階段とエレベーターは二方向避難のために2コマ必要なので余ったところに入るか確認しよう。
1F・2F のコマ割り スパン割に無理がないようなので 大体はこのコマ割りで良さそうだね!
3~5Fの基準階は住宅AとBの計画だけだ。
住宅Bの面積は住宅Cの2倍なので、2階の住宅Cと同じ位置に計画した方がよさそうだな。
う~ん、青枠の部分が中途半端にあまって、変な形の断面になるな・・・
あっ、断面のイメージで
「5F建物をすべて同じ形状とした場合」だと東西の道路斜線にかかっていたから、
東西それぞれに1スパンずつセットバックさせたら、道路斜線にかからず、1Fの敷地も最大限活用できるんじゃないかな?
延べ面積の検討はこれから行うから、実際にこのセットバックした断面形状で行けるかはまだ分からないな。
でも、おおまかなイメージとしてはこれならうまく条件違反せずにエスキスできそうだ
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