今日は基礎の梁成の決め方について教えてほしい!
まず必要な情報として
柱状図
レベル関係を用意して欲しい。
レベル関係はどう伝えたらいいの?
柱状図の調査方法として
表面波、SWS、ボーリングとかいろいろあると思うけど
どの方法でも
調査開始の高さ(レベル)と梁天端のレベル関係が分からないと
資料を作れないよ!
つまり、地盤調査KBMと梁天端のレベル関係が必要だよ。
具体的に説明すると
蛍光ペンで色塗りしている
孔口標高っていうのが、調査開始高さのことだよ。
だから、高さ関係は赤文字のようになる!
このあと知りたいのは
この「地盤調査のKBM±0」と「梁天端のレベル」についてだよ。
地盤調査KBM±0=設計GL±0と考えていて
設計GL±0=梁天端として計画しているから
地盤調査KBM±0=梁天端となるよ
今の情報を整理して
柱状図に基礎を反映すると
下のイラストのようになるよ!
梁成1510mm必要っていうのは
地盤調査高さ860+650ってなっているけど
この650mmの深さっていうのはどうやって決めているの?
ちょっと見づらいと思うけど・・
N値21を計測した深度っていうところに
0.50~0.80ってあるよね
N値21っていうのは
「30cm貫入させるのに必要な打撃回数」を示しているから
0.50~0.80の30cmの区間でN値21を計測したっていうことだよ。
自分の会社ではこの中央の深さ0.65mでN21ということで検討することにしている。
なので、地盤調査結果が得られた650mmの位置まで基礎を下ろしたいので
860+650=1510mmの基礎梁せいってことになるよ!
なるほど!そうやって基礎梁のせいを求めていたんだね!
でもさ、今回の計画建物は平屋で重量も知れているし
なるべく梁せいを抑えてコンクリの量を減らしたいんだけど・・
たしかにそーだよね
今回の地盤調査結果を見ると
琉球石灰岩っていう岩を主としていて
下層のN値は50とかなり強度が高い
これを踏まえると、柱状図で
「琉球石灰岩」が露出した深さまで
基礎を下ろせばいいと考えることもできる。
※この考えは設計者判断になるので、
社内と関係者と相談の上、決めて下さい
ということは
860+200=1060mm
数値を丸めて1100mmが最低限必要な
基礎梁のせいと考えていいんだ!
そういうことだよ!
ありがと!
今日も勉強になったよ!
今度もお願いねー
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