構造計画 その6 基礎の深さについて

今日は基礎の梁成の決め方について教えてほしい!

まず必要な情報として

柱状図

レベル関係を用意して欲しい。

レベル関係はどう伝えたらいいの?

柱状図の調査方法として

表面波、SWS、ボーリングとかいろいろあると思うけど

どの方法でも

調査開始の高さ(レベル)と梁天端のレベル関係が分からないと

資料を作れないよ!

つまり、地盤調査KBMと梁天端のレベル関係が必要だよ。

具体的に説明すると

蛍光ペンで色塗りしている

孔口標高っていうのが、調査開始高さのことだよ。

だから、高さ関係は赤文字のようになる!

このあと知りたいのは

この「地盤調査のKBM±0」と「梁天端のレベル」についてだよ。

地盤調査KBM±0=設計GL±0と考えていて

設計GL±0=梁天端として計画しているから

地盤調査KBM±0=梁天端となるよ

今の情報を整理して

柱状図に基礎を反映すると

下のイラストのようになるよ!

梁成1510mm必要っていうのは

地盤調査高さ860+650ってなっているけど

この650mmの深さっていうのはどうやって決めているの?

ちょっと見づらいと思うけど・・

N値21を計測した深度っていうところに

0.50~0.80ってあるよね

N値21っていうのは

「30cm貫入させるのに必要な打撃回数」を示しているから

0.50~0.80の30cmの区間でN値21を計測したっていうことだよ。

自分の会社ではこの中央の深さ0.65mでN21ということで検討することにしている。

なので、地盤調査結果が得られた650mmの位置まで基礎を下ろしたいので

860+650=1510mmの基礎梁せいってことになるよ!

なるほど!そうやって基礎梁のせいを求めていたんだね!

でもさ、今回の計画建物は平屋で重量も知れているし

なるべく梁せいを抑えてコンクリの量を減らしたいんだけど・・

たしかにそーだよね

今回の地盤調査結果を見ると

琉球石灰岩っていう岩を主としていて

下層のN値は50とかなり強度が高い

これを踏まえると、柱状図で

「琉球石灰岩」が露出した深さまで

基礎を下ろせばいいと考えることもできる。

※この考えは設計者判断になるので、

社内と関係者と相談の上、決めて下さい

ということは

860+200=1060mm

数値を丸めて1100mmが最低限必要な

基礎梁のせいと考えていいんだ!

そういうことだよ!

ありがと!

今日も勉強になったよ!

今度もお願いねー

コメント

タイトルとURLをコピーしました