今回は補強コンクリブロックの振り返りをしていくよ
意匠計画上の注意点を教えて
1.ブロックの割り付け
2.対隣間隔距離 の2つかな
まず、意匠としてブロックの割り付けはどのように計画している?
割り付けは後回しで、コンクリートWRCの時と同じように計画している。
構造から指摘を受けて、その都度、修正ってかんじかなー
割り付け時、開口端部から上下左右に100mmの隙間を設けて欲しい。
なぜだか分かる?
施工上?
そだね
開口部の周囲には開口補強筋を計画するよね。
そのための隙間として100mmは確保して欲しい。
あまりにも薄すぎると開口補強筋を抑えるモルタルも詰めずらいからね。
なるほどね
2つめの対隣間隔距離ってなに?
ひとことで言うとスパンのこと。壁と壁との距離だよ。
この時、スパンの間に小梁を計画しても小梁の下に壁がなければ意味がないので注意。
なるほど、CB造で大きな空間を作ろうと思って、この規定があるから上限があるんだね。 それに合わせて壁を適当に計画すればいいんだね?
壁は耐力壁を計画してね。
壁には耐力壁、軸力壁、雑壁の3種類がある。
CB造の場合は壁長が550mm以上 かつ 開口部Hの30%以上が必要となる。
これを満たさない場合は、軸力壁か雑壁になってしまい対隣間隔距離の規定から考えると設計上不利になるから注意してね。
オッケーわかったよ。
他に気を付けていることはある?
アトリエ系の意匠事務所の場合は、CBの外観を合わすため、壁の突きつけ部、交差部をコンクリートではなくて役物ブロックを希望する場合もある。
役物を使用する場合は、当然だけど最初からCBの平立の割り付けに注意してデザインしないといけない。
他にも開口部に適した役物ブロックもある。
詳しくは沖縄県の業者 大城ブロック工業のHPのカタログをみてみて
おっけー ありがとねー
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